第186回 東柳会句会

 

第 百八十六回 東柳会 記録から

 一、日 時  平成二十六年三月三日(月)十三時分三十分―十五時三十分

 二、会 場  東友会クラブ室

 三、出席者  坂下龍雄 ( 臥龍 )、島田孝司 ( たかし )中植悦司、        中野健吾濱ア俊夫、村川清嗣( きよつぐ )、              森 康 ( ヤス坊 )、比村隆之
    投句者  江口節信、楠本晃朗、 櫻田郁夫 ( へんちき )、佐山          富英 ( 小石 )、橋卓一郎 ( 白卓坊 )、多和         國雄 ( くにお )

 四、作 品

?席題 「鏡」            中野 健吾 選  

     人 レンタカーミラー合わせに一苦労       たかし 

     地 しげしげと見れば見るほど浮かぶ皺      隆之

     天 鏡見て業の深さは見ぬ女            悦司

     軸 鏡見せほれ綺麗だと化粧品          健吾

☆宿題 「錯覚」          島田たかし 選

     人 錯覚を与えないでよプーチンさん       俊夫

     地 化粧した母と娘を見間違い          隆之

     天 美人ニコッ後に知人いたなんて        きよつぐ 

     軸 手品師が見事操り錯覚す           たかし


     「火」           村川きよつぐ 選

     人 茶の間でも火花を散らす巨神戦       節信

     地 火消し役いない総理が煽りたて        隆之

     天 女房の笑顔が隠す火の車           白卓坊

     軸 心成しか漁火暗い重油高           きよつぐ

     「膝」           中植 悦司  選 

     人 言いたいこと言いたい時に膝正す       くにお

     地 膝に抱きあやした孫はもう受験        たかし

     天 足腰を貧乏ゆすりで鍛えてる         臥龍

     軸 膝痛いついに椅子かよクラス会        悦司


     「近詠」          

       機転効きパンが届いた雪の中         たかし

       犬じゃなくわが子に首輪つける親       悦司

       近頃の老馬はぼけて道迷う          臥龍

       ソチ舞台悲劇ヒロインサラとマオ       きよつぐ

       ふっ切れたフリーに笑顔真央の舞い      隆之

       大阪市は水の都でええやんか         晃朗 

       雪国の人も知らない暴れ雪          俊夫 

       ばあさんも喜ぶ顔は雛あられ         ヤス坊
   
       感動を与えると上から目線          へんちき

       教え子が先にボケてる同窓会         節信

       今日惣菜食べれぬ雪の道路止め        くにお

       霜降りに見える偽装に咽喉が鳴り       白卓坊

       不惑越え葛西にあった燻し銀         小石

       先人の知恵の祟りか杉花粉          健吾

五、次回予定

    日 時  平成二十六年四月七日(月)十三時三十分から         
    会 場  昌和不動産ビル 七階 東友会クラブ室

    句題と選者

       席 題          中植 悦司

       「油断」         村川 きよつぐ

       「背」           比村 隆之

       「ぶらんこ」        坂下 臥龍
          

        近 詠          自選句 一句

                                                                  以上 

             
   東友会員の皆様
 投句のお願い                        
   会員を増やすために東友会ホームページに東友会員の皆様からの投句も頂   くことになりました。やってみようという方は一句でも結構ですから是非   投句下さい。
 投句方法
  期日  当月((掲載月)の二十五日までの到着分採用します
  投句先 お知り合いの東柳会会員又は東友会事務局宛でお願いします
  記載内容 お題 一題二句  一句でも二句でも結構です
  必須事項 氏名、連絡先                   以上 

                            クラブ活動の紹介 

第186回

クラブ紹介の一端としてメンバーの川柳に興味を持ったきっかけや楽しみなどを順番

に掲載して、東柳会のPRをしています。十回目は村川きよつぐさんにお願いしました。

 
 言葉を探す、ちょっと捻ってみる       村川きよつぐ                                                               


  私は定年を迎えるころから川柳を始めました。「習うより慣れろ」の気持ちで、新聞

への投稿からでした。たまたまの掲載がやる気を育ててくれました。

 言葉を探す、ちょっと捻ってみる。頭の体操です。おかげで、私のボケの進行にブレ

ーキをかけてくれているようです。思い切って投稿を始めてみて下さい。