第192回　東柳会句会　　　　　

第百九十二回　東柳会　記録から 　一、日　時　　平成二十六年十月六日（月）十四時―十五時三十分 　二、会　場　　東友会クラブ室 　三、出席者　　楠本晃朗、坂下龍雄 ( 臥龍 )、島田孝司 ( たかし 　　　　　　　　)、中植悦司、中野健吾、比村隆之、濱﨑俊夫、村川清嗣( 　　　　　　　　きよつぐ )、森　康 ( ヤス坊 )、江口節信 　四、投句者　　、佐山富英 ( 小石 )、髙橋卓一郎 ( 白卓坊 )、多　　　　　　　　和國雄 ( くにお ) 　五、作　品 ?席題　「ウイスキー」　　　　　　　　楠本　晃朗　選 　　　　　人　ジョニ黒のビンのトリスにだまされる　　　　　きよつぐ　 　　　　　地　床の下外遊毎のウイスキー　　　　　　　　　　臥龍 　　　　　天　置いててもトリスオールドにはならぬ　　　　　きよつぐ 　　　　　軸　美味い酒を薄め飲んでるハイボール　　　　　　晃朗 　　　　　お詫び　先月の席題「自然」人の句　作者に誤記がありました。 　　　　　　　　　お詫びをして、訂正します。　　　　悦司→健吾 ☆宿題　「甘い」　　　　　　　　　　　島田　たかし　選 　　　　　人　ぶんぶんと蜂寄る捨てた桃の缶　　　　　　　　健吾 　　　　　地　釣り船のいか刺し甘さ滲みでる　　　　　　　　健吾 　　　　　天　曽孫見る目付きは八時二十分　　　　　　　　　節信　 　　　　　軸　寂しさに甘い話が忍び寄る　　　　　　　　　　たかし 　　　　「水くさい」　　　　　　　　　中植　悦司　選 　　　　　人　水臭い思う心に蓋を乗せ　　　　　　　　　　　俊夫 　　　　　地　煮え切らぬ言葉に滲む疎外感　　　　　　　　　小石 　　　　　天　水くさい核の家族をつなぐ孫　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　軸　水くさい扱い受けて距離をとる　　　　　　　　悦司 　　　　「知恵」　　　　　　　　　　　坂下　臥龍　選 　　　　　人　大きな声チエのないのをカバーする　　　　　　晃朗 　　　　　地　知恵枯れて大阪都へは遠い道　　　　　　　　　隆之 　　　　　天　フクシマの処理に及ばぬ人の知恵　　　　　　　隆之 　　　　　軸　猿知恵で株に座って二十年　　　　　　　　　　臥龍 　　　　「近詠」　　　　　　　　　　　 　　　　　　　OB会顔と名前が繋がらぬ　　　　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　ほれ笑顔しかめっ面に入れるカツ　　　　　　　隆之 　　　　　　　ボケた振りして雰囲気を和ませる　　　　　　　節信 　　　　　　　爽やかな秋にも迫る温暖化　　　　　　　　　　くにお 　　　　　　　毎日の何処かで起きる事故事件　　　　　　　　俊夫 　　　　　　　肩書も渾名も承知縄のれん　　　　　　　　　　白卓坊　 　　　　　　　余剰米家畜の餌だ瑞穂國　　　　　　　　　　　小石　　　 　　　　　　　秋の空見上げてさんま買いに行く　　　　　　　たかし 　　　　　　　容器ばかり豪華に見える増税後　　　　　　　　臥龍 　　　　　　　草食系の夫(ツマ)で長生きしてくれる　　　　　晃朗 　　　　　　　ポイント倍主婦の心をワシ掴み　　　　　　　　悦司 　　　　　　　鈴虫の音を聞き仕舞う扇風機　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　　　人の運善悪問わず降ってくる　　　　　　　　　健吾 　　六、次回予定 　　　　日　時　　平成二十六年十一月十日（月）十三時三十分から 　　　　会　場　　昌和不動産ビル　七階　東友会クラブ室 　　　　句題と選者 　　　　　　　席　題　　　　　　　　　　坂下　臥龍 　　　　　　　「どうぞ」　　　　　　　　江口　節信 　　　　　　　「ヒット」　　　　　　　　村川　きよつぐ 　　　　　　　「外」　　　　 　　 　　　比村　隆之 　　　　　　　　　　( 宿題については、各二句準備してください。) 　　　　　　 近　詠　　　　　　　　　 自選句　記名一句