東柳会　１５０回記念　句会と懇親会

平成8年7月発足した東柳会も１4年を経過、１５０回の節目を迎えました。記念の句会、懇親会は、７月１日から２日にかけて、国民休暇村　紀州加太に、会員１３名中９名が参加して、実施致しました。ぴちぴちのお魚など盛り沢山の夕食を堪能した後、部屋へ戻り、差し入れて頂いた飛び切りの銘酒や焼酎を頂きながら、２３時頃まで、例月どおりの句会に加えて、5・7・5のうち、上5と下5を各自ばらばらに３つずつ出し合って、袋に入れた中から、他のメンバーが出したものを3つずつ引き受け、それぞれが、うまく中7をつけて３句に纏め、披露するお遊びも行い、わぁわぁの楽しい一夜を過ごすことが出来ました。例月どおり、選者が選んだ天・地・人・軸(選者吟)の作品と記念写真(１０周年記念のものも併せて)を掲載して頂きました。( H.22.7.4 比村　記 )





第 百五十回　東柳会 記念句会　から　 　　　☆席題　　　　「波」　　　　　　　　　　　　　　島田　千孝　選 　　　　　　　人　人生の波を乗り越え老い二人　　　　　　　　　　　　悦司 　　　　　　　地　幾百年奇岩に波の力知る　　　　　　　　　　　　　　健吾 　　　　　　　天　アナログの最期を僕は見届ける　　　　　　　　　　　晃朗 　　　　　　　軸　面倒だきみに合わそう周波数　　　　　　　　　　　　千孝 　　　☆宿題 　　　　　　　　　　「ブレーキ」　　　　　　　　　　　江口　節信　選 　　　　　　　人　女三人もうブレーキが効かぬ口　　　　　　　　　　　晃朗 　　　　　　　地　先走る妻にブレーキ掛けておく　　　　　　　　　　　千孝 　　　　　　　天　連立が足を引っ張る基地移転　　　　　　　　　　　　澄夫 　　　　　　　軸　ブレーキが利かず今夜も梯子酒　　　　　　　　　　　節信 　　　　　　　　　　「未来」　　　　　　 　　　　村川　きよつぐ　選 　　　　　　　人　マルクスの未来信じて一世紀　　　　　　　　　　　　へんちき 　　　　　　　地　友愛の未来は夢の夢でした　　　　　　　　　　　　　隆之 　　　　　　　天　この国は孫の未来をつまみ喰い　　　　　　　　　　　悦司　 　　　　　　　軸　欲張らず明日を未来に今日生きる　　　　　　 　　　きよつぐ 　　　　　　　　　　「つらい」　　　　　　　　　　櫻田　へんちき　選 　　　　　　　人　正装でしたたり落ちる汗の席　　　　　　　　　　　　隆之 　　　　　　　地　離婚した妻に諭吉がついてゆく　　　　　　　　　　　晃朗 　　　　　　　天　対話ない夫婦で暮らす二十四時　　　　　　　　　　　晃朗 　　　　　　　軸　お友達でずっと居たいはお元気で　　　　　　　　　　へんちき 　　　　　　　　　　「近詠」　　　　　　　　　　　 　　中野　健吾　選 　　　　　　　軸　庶民です十円に決めてるお賽銭　　　　　　　　　　　健吾


H22.7.2　　第150回記念句会　　　於：紀州加太







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