H22.9.2 俳句部句会

　H22.9.2　東友会会館　出席者7名

　　　　　　　　　　　　　兼題・・・・・蝉　　露　　八朔　　八朔柑

　　　　小林　一青　　蝉時雨真っ只中の座禅堂 　　　　　　　　　 笑む羅漢怒る羅漢も露の中 　　 小橋　敏午　 白露の光添えたる花鋏　　　　 　　　　　　　　　 朝日待つこの一時の芋の露 　　 東郷　正司　　寝苦しき夜明早くも蝉の声　　 　　　　　　　　　 八朔や水害の跡まだ残り 　　 河本　直樹　　垂るゝ穂の一粒一粒露白し　　 　　　　　　　　　 トマトかぢりて少年の顔になり 　　 瀬能　愛子　　山裾に八朔柑撓わ実りおり　　 　　　　　　　　　 八朔柑のむく手に残る香りかな 泉谷　和子　　岩間寺蝉にせかされ参拝す　　 　　　　　　　　　 空蝉の色それぞれの無風道 　　 中谷　正弘　　蝉時雨語尾の消えゆく喪の言葉　　 　　　　　　　　　 夕茜蝉鳴き沈む神の杜  


俳句部トップに戻る