第178回　東柳会句会 第百七十八回　川柳クラブ 東柳会 ( 平成二十五年五月十三日 )から ?席題　「流れる」　　　　　　　　　　比村　隆之　選 　　　　　人　本流を離れ澱みで暮す老い　　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　地　羽根なくて空気流れる扇風機　　　　　　　　　たかし 　　　　　天　今夜また誰か逝ったか流れ星　　　　　　　　　健吾 　　　　　軸　あがいても流れるときに裁かれる　　　　　　　隆之 ☆宿題　「鍵」　　　　　　　　　　　　楠本　晃朗　選 　　　　　人　キーマンが中座収まらない会議　　　　　　　　隆之 　　　　　地　妻握る財布を開けるカギがない　　　　　　　　悦司 　　　　　天　安倍総理天の岩戸を開けよった　　　　　　　　悦司　 　　　　　軸　僕が鬼鍵と毎日かくれんぼ　　　　　　　　　　晃朗 　　　　「もっと」　　　　　　　　　島田　たかし　選 　　　　　人　もっと吹け衣乱れて香は残る　　　　　　　　　臥龍 　　　　　地　戻す株もっと上がると抱え込み　　　　　　　　隆之 　　　　　天　上手いこと盛り上げて注ぐ立呑屋　　　　　　　へんちき 　　　　　軸　復興にもっとスピード安倍総理　　　　　　　　たかし 　　　　　　「償う」　　　　　　　　　村川　きよつぐ　選　 　　　　　人　日韓の狭間償いいつ終わる　　　　　　　　　　隆之 　　　　　地　わたくしの罪は昭和へ置いた侭　　　　　　　　へんちき 　　　　　天　受けた恩返せぬままに友は逝き　　　　　　　　節信 　　　　　軸　償った証しのボディホリエモン　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　「近詠」　　　　　　　　　　　中野　健吾　選 　　　　　　　食い物の安いのみんな毒に見え　　　　　　　　へんちき 　　　　　　　山の事故甘く見た罰懲りもせず　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　作戦か蠅飛ぶような監視船　　　　　　　　　　俊夫 　　　　　　　混浴の隅に小さく男衆　　　　　　　　　　　　節信 　　　　　　　飛来拒否煤と黄砂に加え鳥　　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　　　五人部屋四人のいびき聞き分ける　　　　　　　たかし　 　　　　　　　ポイントをもらえと言って店指定　　　　　　　悦司 　　　　　　　不愉快なニュースに囲まれ咲く桜　　　　　　　悦司　　　　　　　　　 　　　　　　　百年が百万年の事を言う　　　　　　　　　　　臥龍 　　　　　　　無理ですよ節電をして金使え　　　　　　　　　臥龍 　　　　　　　名医でも自分の病気治せない　　　　　　　　　晃朗 　　　　　　　フェラーリに紅葉マークをつけて乗る　　　　　晃朗 　　　　　　　上げるだけ上げて売りどき待つ外資　　　　　　隆之 　　　　　　　クールビズかたや雪舞う北の街　　　　　　　　隆之　　　 　　　　　軸　青信号消えそうきちと待つ園児　　　　　　　　健吾 　　　　　　　　　　 　　 次回予定 　　　　日　時　　平成二十五年六月三日（月）十三時三十分から　　　　　　　　　　 　　　　会　場　　昌和不動産ビル　七階　東友会クラブ室 　　　　句題と選者 　　　　　　　　席　題　　　　　　　　　島田　たかし 　　　　　　　「並ぶ」　　　　　　　　　中植　悦司 　　　　　　　「そっと」　　　　　　　　比村　隆之 　　　　　　　「時」　　　　　　　　　　江口　節信 　　　　　　　　近　詠　　　　　　　　　中野　健吾 　　　　　　　　　　　　　　（宿題及び近詠各二句準備ください。） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　東友会員の皆様 投句のお願い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 会員を増やすために東友会ホームページに東友会員の句皆様からの投句も頂くことになりました。やってみようというかたは是非投句下さい。 　投句方法 　　　期日　　当月（掲載月）の二十五日までの到着分採用します 　　　投句先　お知り合いの東柳会会員又は東友会事務局宛でお願いします 　　　記載内容　お題　一題二句　　全題八句でも結構です　　　　 　　　必須事項　氏名、連絡先　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クラブ活動の紹介
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

   クラブ活動紹介の一端としてメンバーの川柳に興味を持ったきっかけや楽しみなどを順番に掲載
して、東柳会のＰＲをして行きます。二回目は楠本晃朗さんにお願いしました。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　きっかけ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　楠本晃朗


こんな句なら僕でも作れるかもとＮＨＫに投稿をしたら、次の週にテレビに映っていた。

こんな時事川柳ならもっと面白いのが作れるよと思って読売新聞にはがきを出したら数日後の

新聞に乗っていた。

そんなことがきっかけで川柳にはまって十七年、今では中々いい句が出来ませんが、お陰で

川柳を通じての新しい友も出来楽しい老後を送っています。