第180回　東柳会句会

第百八十回　川柳クラブ 東柳会 ( 平成二十五年七月一日 )から ?席題　「飴」　　　　　　　　　　　　中植　悦司　選 　　　　　人　葬列の中で飴ちゃん舐めている　　　　　　　 健吾 　　　　　地　中国に飴ねぶらされ鳩ポッポ　　　　　　　　 隆之 　　　　　天　復興の予算配分甘い飴　　　　　　　　　　　 　たかし 　　　　　軸　安倍総理アメなめさせて舵を切る　　　　　　 悦司 ☆宿題　「宇宙」　　　　　　　　　　　楠本　晃朗　選 　　　　　人　宇宙からは戦火を見せぬ青い星　　　　　　 　きよつぐ 　　　　　地　ロマンの名で大金浪費さす宇宙　　　　　　　 健吾 　　　　　天　オラあんな馬鹿じゃないよと宇宙人　　　　　 へんちき　 　　　　　軸　思い切りタバコを吸いに宇宙まで　　　　　　　晃朗 　　　　　「誤算」　　　　　　　　 　　村川　きよつぐ　選 　　　　　人　社長にもなれず金持ちにもならず　　　　　　臥龍 　　　　　地　期待の子親の頭に似る誤算　　　　　　　　　 健吾 　　　　　天　急降下橋下人気泣く維新　　　　　　　　　　 隆之 　　　　　軸　適量を旅の地酒が誤らせ　　　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　「無意識」　　　　　　　　　　島田　たかし　選　 　　　　　人　顔出ぬが黙祷をするクラス会　　　　　　　　 　 健吾 　　　　　地　壇蜜の胸の谷間に目が泳ぐ　　　　　　　　　　 へんちき 　　　　　天　無意識にアクセルを踏む黄信号　　　　　　　 　晃朗 　　　　　軸　無意識に頑張っている天邪鬼　　　　　　　　　 たかし 　　　　「近詠」　　　　　　　　　　　中野　健吾　選 　　　　　　　この灯りブレンド火力原子力　　　　　　　　 きよつぐ 　　　　　　　乗せられて地団駄踏んだ口車　　　　　　　　 　 節信 　　　　　　　握手する女闘士の手の柔さ　　　　　　　　　 　 へんちき 　　　　　　　維新党いつの間にやら乗っ取られ　　　　　　 　 ヤス坊 　　　　　　　並び位置いつも気になるＧ８　　　　　　　　 俊夫 　　　　　　　自民党に投票します民主党　　　　　　　　　 晃朗　 　　　　　　　また出たよ当らない株評論家　　　　　　　　 臥龍 　　　　　　　父の日にキャバクラどうぞ妻が言う　　　　 　臥龍　　　　　　　　　 　　　　　　　カーナビの方向無視し道迷う　　　　　　　　 　たかし 　　　　　　　規制緩和抜け道多く悪のタネ　　　　　　　　 　たかし 　　　　　　　芯ぶれて漂流維新何処へ行く　　　　　　　　 　隆之 　　　　　　　キタアベノ客争奪に泣くミナミ　　　　　　　 隆之 　　　　　　　こき使うリモコン持った妻をもつ　　　　　　 悦司 　　　　　　　情がない政治のコトバ軽くなり　　　　　　　　悦司　　　 　　　　　軸　適当に嘘つき暮らす占師　　　　　　　　　　　健吾 次回予定 　　　　日　時　　平成二十五年九月二日（月）十三時三十分から 　　　　　　　　　(八月は、お休みです。) 　　　　会　場　　昌和不動産ビル　七階　東友会クラブ室 　　　　句題と選者 　　　　　　　席　題　　　　　　　　　　 島田　たかし 　　　　　　　「異」　　　　　　　　　　　 村川　きよつぐ 　　　　　　　「偉い」　　　　　　　　　　 比村　隆之 　　　　　　　「したたか」　　　　　　　 楠本　晃朗 　　　　　　　近　詠　　　　　　　　　　 中野　健吾 　　　　　　　　　　　　　　（宿題及び近詠各二句準備ください。）　以上 　　東友会員の皆様 投句のお願い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　会員を増やすために東友会ホームページに東友会員の句皆様からの投句も頂　　くことになりました。やってみようという方は是非投句下さい。 投句方法 　　期日　　当月（掲載月）の二十五日までの到着分採用します 　　投句先　お知り合いの東柳会会員又は東友会事務局宛でお願いします 　　記載内容　お題　一題二句　　全題八句でも結構です 　　必須事項　氏名、連絡先　　　 以上　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クラブ活動の紹介
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  クラブ紹介の一端としてメンバーの川柳に興味を持ったきっかけや楽しみなどを

順番に掲載して、東柳会のＰＲをしています。四回目は櫻田　郁夫（へんちき）

さんにお願いしました。

 

エロスへの賛歌　　　　　　　　　　　　　　櫻田　郁夫（へんちき）

 

　　古川柳【例えば「麦畑ざわざわざわと二人逃げ」（未摘花）】の諧謔やエロチシズムへの興趣と会へのお誘いが入門のきっかけ。以来未摘花風味の駄作多数中の一句、「悪戯な風モンローになる私」。そして今、「ころしてよ頸に冷たい手を巻いてよ」（有夫恋、時実新子）。このエロスへの鮮烈な賛歌。どうかしてこんな詩に近づけたらと願う。