（小城 暁さんからのリレー）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　茨木ＯＢ会・関西東工会

岩本　政和

 　私は2008年3月に定年退職し、程なくして40年ぶりに生れ故郷の奈良・五條の実家に戻りましたが、3年程前からは不思議な縁で知合いの方のご紹介を受け、会社時代に縁のあった大阪の会社にお世話になっています。今は「週３」の非常勤に替えて、新聞と文庫本片手に現役時代にはなかった片道2時間弱のローカル線通勤を続けています。

　少しは会社のお役に立てているのか心配ですが、もう少し続けたいと考えています。

 　ところで、最近読んで良かった小説は、今年の本屋大賞の百田尚樹さんのデビュー作「永遠の０（ゼロ）」です。終戦から60年目に孫たちがゼロ戦パイロットの祖父の生涯を調べるというものだが、涙なくして読めない内容で、戦後生まれの私にとって、太平洋戦争は全く実感がないものでしたが、小説ながら戦争について考えさせてくれた一作でした。

 　次に、この1月に私より若い後輩（谷川克彦さん）と近い親戚（弟の妻）の二人を相次いで亡くし、少し落ち込みもしましたが、今は定年後5年半が無事に経過し、今のところ特に健康に問題なく（血圧とコレステロール高めですが）生活できていることに感謝するとともに、まずは次の5年を私なりにどのように生きていこうかと考えています。

 　最後に、添付の写真の1枚目はこの5月に久し振りに我が家に家族全員が集合した時の写真で、2枚目は6月に家内と初めての海外(台湾)旅行の時の写真です。

　何年も前に、「そのうちに海外旅行を！」と約束していましたが、父母の介護等で延び延びとなり、ようやく約束の1回目となったものです。二人とも元気なうちに、もう2・3回は出かけられたらと考えています。

 　とりとめのない話となりましたが、次のリレー随筆はＡＰ勤務時代に色々とお付き合いさせていただいた清水寛さんにお願いします。

　家族全員集合！

　　　　　　

　　
　初めての台湾旅行