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昨年の2月、仙台の今野功さんが投稿したフォト作品を覚えていますか？ 新潟県山古志村で行われた闘牛の一コマを撮影したもので、タイトルは「モー抑えた」です。 この作品は見事に新潟県知事賞を獲得しましたが、この「みちのくのカメラマン」こと今野さんから、 先日一枚の写真をメールにて頂戴しました。瞳の美しい女性を写したものでしたが、どうも我々が 写す単純なスナップ写真ではありません。顔の他は意図的に焦点をボカして流して、幻想的で魅力に 溢れていました。コメントを読むと「宮城県写真展の審査委員特別賞」を貰ったそうです。 やはり、私が睨んだ通り？彼は只者のカメラマンではありませでした。 就きましては、皆さんに是非紹介いたしたく僭越ながら私から投稿させていただきます。 この作品について詳しく尋ねますと、今野さんから、次のような回答が参りました。 東友会写真クラブの方や写真愛好家の皆さんには参考とになると思いますので、専門用語の 多い難しい説明ながら敢えて原文のまま紹介します。 「この作品は山形県村山市の徳内まつりの一コマです。昨年初めて当祭りに参加しましたが、 全然うまく撮れず、翌日妻と再度挑戦しましたが、これもダメでした。悔しいので１年間待っての 撮影でした。今年は絶対に作品を撮りたいと思い参加したわけです。前日は大雨とカミナリで 中止になりまた。仲間も大分がっかりしたようです。私はクラブ（杜の都フォトクラブ）の先生、 米山先生と同行し現地に１時半頃到着、午後６時の開催をうろうろしながら待ちました。 先生から教えて貰った撮影技術を駆使し出来る事を試して撮りました。 スローシンクロ・ハイスピード・強制発行（＝ストロボ）。カメラでは、絞り優先・バルブ撮影・ISO感度の 調整と色々試してみました。当然ブレも多く、絵にならない写真もありましたが、この写真は、 絞り優先＝F7.1 シャッタースピード1/4秒 ホワイトバランス＝太陽マーク ＩＳＯ感度＝800 レンズ24-70 （24ｍｍ）露出補正 -0.7 ストロボ＝後幕シンコロ １０５ｍｍで手持ち撮影した ものです」。 今野さんと話したところ、撮影のテクニック、処理技巧も素晴らしいが、やはり被写体が美人だから 映えるんですね。もしも、我々の嫁さんをモデルに使ったら、きっと怨念の祟り、怖い心霊写真みたい になるでしょうね……と。 |
