(小西　敏夫さん　からのリレー)

退職後、兵庫OB会に2回顔を出させていただいた程度ですので、その後どう過ごしているのかについて、少しだけ書
かせていただきます。

「サキソフォンを始めて、10年超になります。」

学生時代の文化祭で、幕間に、サックスをソロで吹く先輩のかっこよさが、ずっと忘れられず、約10年前に「やろう
」と決心しました。最初は、促成栽培ということを条件にアマチュアに教えてもらい、2年ほど経ったところで無謀に
も、アルトサックスに空きのあるバンドに入りました。3ヶ月ほど参加していましたが、一生懸命練習して行ったら、
歌手が来て、「すみませんがキー(音の高さ)を替えて下さい。」と言われたとたんに、全くついて行けず。トランペ
ット、トロンボーン、クラリネット、テナーサックス、ピアノの人はすぐに演奏OK。バンドリーダーに相談したら、
ヤマハなどに行って、一から復習した方がよいと言われたので、それからずっとヤマハ元町で、月に3回レッスンを受
けています。バンドはやめましたが、1年に1回ないし2回の、生バンドでのソロ演奏発表会には、皆勤でいつも、家
内、娘夫婦、孫の9人親族一同で応援をしてもらっています。友人の経営している酒場の忘年会でも吹かせてもらって
います。ヤマハの先生にお願いして、ミニコンサートを開いて、先生10曲程度の内2曲程度を合奏させてもらったこと
もありました。何と、サックスに懸けた練習時間は3,000時間を突破しましたが、なかなか上達せず、まだまだ続きそ
うです。ジャンルは、ジャズ、ボサノバ、(最近はナベサダのサンバ)が主です。この4月には、京都平野神社で、「春
の海」を箏、尺八と合奏させてもらうことになっており、今練習中です。屋外で、しかも和楽器との演奏で、どうな
ることやら。以上趣味の一つだけを紹介しました。

　「仕事継続中です。」

59歳で「技術士」の資格を取り、2000年2月22日に「KACEO 神田技術士事務所」を開設して、つい先ほど第11期確
定申告を終えたところです。各社と「業務委託契約」という形で、仕事が出来ています。私の専門とする、排ガス処
理装置関連の技術士が、全国でも10人に満たないこと、関連仕事量が下降線をたどっていること、上場会社では、若
い技術者を投入しなくなっていること、などより、いまだに必要とされているという幸運に恵まれています。

「製造プロセスで、錫の有機塩素化合物を蒸着させる際に発生する塩化水素、金属塩化物、酸化物を同時除去する装
置」では、ユーザー、私に業務委託した会社と私で特許を出願できるという比較的レベルの高い仕事もできました。

毛色の変わったのでは、数年前に「福島第二原発の原子炉一次冷却水の循環ポンプインペラーの放射能自動徐洗装置
の基本設計」の依頼を受け、それをもとに、実装置完成して、あの原発事故が起こるまでに3台購入頂き稼働していま
した。関係した仕事はすでに800件を突破しました。

まだまだ、元気ですので、あと数年、私を必要とされる間は、無理せず楽しく仕事をさせて頂きたいと思っています
。