第214回　東柳会句会　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第二百十四回　東柳会　記録 　一、日　時　　平成二十八年十二月五日（月）十時三十分―十二時 　二、会　場　　東友会クラブ 　三、出席者　　江口、楠本、島田、中植、中野、濱﨑、村川、森、比村 　四、投句者　　佐山、高橋、多和　 　五、作　品 ?席題　 「先」　　　　　　　　　　　　比村　隆之　選 　　　　　人　トランプで先が読めなくなった株　　　　　　　晃朗 　　　　　地　先越した友の喪中と来るハガキ　　　　　　　　悦司 　　　　　天　先着順足の差目玉買い損ね　　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　軸　民主主義視界不良となる世界　　　　　　　　　隆之　　　　　　　　　　　　 　 ☆宿題　「正」　　　　　　　　　　　江口　節信　選 　　　　　人　正論を盾に歯向かう嫌な妻　　　　　　　　　　悦司 　　　　　地　正直です言い訳不要レントゲン　　　　　　　　健吾 　　　　　天　戦争の正義は勝った方が決め　　　　　　　　　晃朗　 　　　　　軸　風向きで正義の味方気取る奴　　　　　　　　　節信 　　　　「姿」　　　　　　　　　　　楠本　晃朗　選 　　　　　人　この俺が親の姿を笑えない　　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　地　大安におしゃれし町の医者に行く　　　　　　　健吾　　　 　　　　　天　でっぷりと肥えた養殖鯛の味　　　　　　　　　隆之 　　　　　軸　若いねと言われながらも曲がる腰　　　　　　　晃朗　 　　　　「テスト」　　　　　　　　　島田　たかし　選 　　　　　人　お受験は本人けろりママ必死　　　　　　　　　節信 　　　　　地　テストの度昔のパパの自慢聞き　　　　　　　　健吾 　　　　　天　入試落ち親を走らす裏の門　　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　軸　口当たりいかがだろうと試飲する　　　　　　　たかし 　　　　　　　「近詠」　自選句 各自一句　　　　　　　　　　 　　　　　　　津波警報車渋滞繰り返し　　　　　　　　　　　くにお　 　　　　　　　政活費選挙になれば死語となる　　　　　　　　小石　 　　　　　　　開封の期待裏切るおんな文字　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　　　ミラーレスカメラ界から車にも　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　紅葉に群れる人出に平和見る　　　　　　　　　俊夫 　　　　　　　ドクターのきまり文句は加齢です　　　　　　　たかし　 　　　　　　　ときめきと輝き求め老いの坂　　　　　　　　　隆之　　　　　　　 　　　　　　　トランプの戦法真似る日本人　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　　　騙されてなるか心に鍵を掛け　　　　　　　　　節信 　　　　　　　どの家も同じ味付け同じタレ　　　　　　　　　悦司 　　　　川柳は金にならぬがいい趣味よ　　　　　　　　晃朗 　　　　理髪店髭そってから出かけます　　　　　　　　健吾 　　　　　　　　　　　　　 六、次回予定 　　　日　時　　平成二十九年二月六日（月）十四時から 　　　会　場　　昌和不動産ビル　七階　東友会クラブ室 　　句題と選者 　　　　　　　席　題　　　　　　　　　　村川　きよつぐ 　　　　　「 ペット 」　　　　　　　楠本　晃朗 　　　　　「 自由 」　　　　　　　　比村　隆之 　　　　　「 赤い 」　　 　　　　　中植　悦司　 　　　　　　　　　　( 宿題については、各二句準備してください。) 　　　　　　近　詠　　　　　　　　　 自選句　記名一句 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上