第２０9回　東柳会句会　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第二百九回　東柳会　記録 　一、日　時　　平成二十八年六月六日（月）十三時三十分―十五時 　二、会　場　　東友会クラブ 　三、出席者　　楠本、島田、中植、中野、濱﨑、村川、森、比村 　四、投句者　　佐山、高橋、多和　 　五、作　品 ?席題　「覚悟」　　　　　　　　　　　中野　健吾　選 　　　　　人　北の国覚悟は良いか包囲網　　　　　　　　　　たかし 　　　　　地　もういらん命の覚悟さす戦　　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　天　死ぬ覚悟出来て病が治り出す　　　　　　　　　晃朗 　　　　　軸　失恋を覚悟お金が貯まり出す　　　　　　　　　健吾　　　　　　　　　　　　 ☆宿題　「黒い」　　　　　　　　　村川　きよつぐ　選 　　　　　人　悲しみを閉じ込めたたむ黒い服　　　　　　　　たかし　 　　　　　地　黒塗りの車で知事が又別荘　　　　　　　　　　小石 　　　　　天　内視鏡腹の黒さは映らない　　　　　　　　　　悦司　 　　　　　軸　八つ目の楽日黒星天地分け　　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　「ああ」( 嗚呼 )　　　　　　　楠本　晃朗　選 　　　　　人　勝てぬ歳今日もあああと嘆き節　　　　　　　　隆之 　　　　　地　生返事妻を怒らすああとうん　　　　　　　　　健吾　　　 　　　　　天　改憲論嗚呼九条に危機迫る　　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　軸　大阪まで聞こえる都民のため息　　　　　　　　晃朗　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　「大」　　　　　　　　　　　　比村　隆之　選 　　　　　人　大概は妻の愚痴聞くボクの耳　　　　　　　　　悦司 　　　　　地　大舞台リオ目指してのせめぎ合い　　　　　　　たかし 　　　　　天　竹槍で武装昭和の大真面目　　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　軸　大志消え夢ささやかに終の章　　　　　　　　　隆之 　　　　　「近詠」　自選句 各自一句　　　　　　　　　　 　　　　　　　児童数今年も減った被災校　　　　　　　　　　くにお 　　　　　　　核廃絶へ恩讐越えの両元首　　　　　　　　　　小石　 　　　　　　　酒二合本音出るにはまだ足りぬ　　　　　　　　たかし　 　　　　　　　大見得を切った増税また延ばし　　　　　　　　隆之 　　　　　　　噂話とかく本体消す尾ヒレ　　　　　　　　　　きよつぐ 　　　　　　　ミッキーと人気を分けたＵＳＪ　　　　　　　　俊夫 　　　　　　　いつまでも新聞種の尽きぬ今　　　　　　　　　ヤス坊　 　　　　　　　後添いに出ます捨てます桜貝　　　　　　　　　白卓坊　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　納豆は保険のきかぬいい薬　　　　　　　　　　晃朗 　　　　　　　旅よりも寝ている方が好き八十路　　　　　　　健吾 　　　　現代は男に欲しいヤセ我慢　　　　　　　　　　悦司 六、次回予定 　　　　日　時　　平成二十八年七月四日（月）十三時三十分から 　　　　会　場　　昌和不動産ビル　七階　東友会クラブ室 　　　　句題と選者 　　　　　　　席　題　　　　　　　　　　楠本　晃朗 　　　　　　　「すっかり」　　　　　　　中植　悦司 　　　　　　　「カンニング」　　　　　　中野　健吾 　　　　　 　「七」　　 　　　　　　　 島田　たかし　 　　　　　　　　　　( 宿題については、各二句準備してください。) 　　　　　　 近　詠　　　　　　　　　 自選句　記名一句 　　　　　　　　　　以上