第216回　東柳会句会　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第二百十六回　東柳会　記録 　一、日　時　　平成二十九年三月六日（月）十四時―十五時三十分 　二、会　場　　東友会クラブ 　三、出席者　　江口、楠本、島田、中植、中野、濱﨑、森、比村 　四、投句者　　坂下、佐山、高橋、多和　 　五、作　品 　　　?席題　「旅」　　　　　　　　　　　　江口　節信　選 　　　　　人　行先を妻が聞かない旅の宿　　　　　　　　　　健吾 　　　　　地　旅の空いつもと違う色に見え　　　　　　　　　たかし 　　　　　天　水温みかき立てられる旅心　　　　　　　　　　隆之 　　　　　軸　マイカーを手放し電車バスの旅　　　　　　　　節信 　　　☆宿題　「備える」　　　　　　　　　　楠本　晃朗　選 　　　　　人　過疎の村ここでも鍵がいる時代　　　　　　　　隆之 　　　　　地　無防備の独り歩きが命取り　　　　　　　　　　たかし 　　　　　天　虎の子の老後の備え子が齧り　　　　　　　　　隆之 　　　　　軸　非常時に備えてちゃんとワンカップ　　　　　　晃朗 　　　　　　　「答」　　　　　　　　　　　　濱﨑　俊夫　選 　　　　　人　答弁は記憶にないと逃げまくり　　　　　　　　節信 　　　　　地　人生の岐路選択に出ぬ答え　　　　　　　　　　隆之 　　　　　天　ご指名に立って質問何ですか　　　　　　　　　隆之 　　　　　軸　問いかけに答えぬ妻にドギマギし　　　　　　　俊夫　 　　　　　　　「愛」　　　　　　　　　　　　中野　健吾　選 　　　　　人　愛あれば財産要らんそれはウソ　　　　　　　　悦司 　　　　　地　愛を説く神に背信テロ信者　　　　　　　　　　俊夫 　　　　　天　肥料水愛をそそいで枯らしてる　　　　　　　　晃朗 　　　　　軸　妻の愚痴裏は愛だと思っとく　　　　　　　　　健吾 　　　　　　　「近詠」　自選句 各自一句 　　　　　　　卒寿会五七五でぼやき合い　　　　　　　　　　節信 　　　　　　　物言わぬ野菜に愛の手を加え　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　　　正直言う心は見ないレントゲン　　　　　　　　健吾 　　　　　　　投げられた疑問解けずに夜も白み　　　　　　　隆之 　　　　　　　稀勢の里おいどを僕も押している　　　　　　　晃朗 　　　　　　　不眠症深夜便に助けられ　　　　　　　　　　　小石 　　　　　　　それぞれに個性が見えて芽が萌える　　　　　　くにお 　　　　　　　蕗の薹春の香りの味噌の汁　　　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　暗殺か映画地で行く無法国　　　　　　　　　　俊夫 　　　　　　　日本の意地サムライジャパン見せ付けろ　　　　たかし 　　　　　　　上がれば買い下がれば株は売りとなる　　　　　臥龍 　　　　バーゲンにもて遊ばれる主婦の群れ　　　　　　悦司 　六、次回予定 　　　　日　時　　平成二十九年四月三日（月）十三時三十分から 　　　　会　場　　昌和不動産ビル　七階　東友会クラブ室 　　　　句題と選者 　　　　　　　席　題　　　　　　　　 比村　隆之 　　　　　　「 ワイド 」　　　　　　　島田　たかし 　　　　　　「 椅子 」　　　　　　　　江口　節信 　　　　　　「 もう一度 」　　 　　 楠本　晃朗　 　　　　　　　　　　( 宿題については、各二句準備してください。) 　　　　　　 近　詠　　　　　　　　　 自選句　記名一句 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上