第217回　東柳会句会　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第二百十七回　東柳会　記録 　一、日　時　　平成二十九年四月三日（月）十三時三十分―十五時 　二、会　場　　東友会クラブ 　三、出席者　　江口、楠本、島田、中植、中野、濱﨑、森、比村 　四、投句者　　坂下、佐山、高橋、多和　 　五、作　品 ?席題　「ハーフ」　　　　　　　　　　比村　隆之　選 　　　　　人　あの頃はパンを二つに分けて食べ　　　　　　　節信 　　　　　地　ハーフでのエイジシュートは容易です　　　　　たかし 　　　　　天　朝鮮を二つに割ったのが誤算　　　　　　　　　晃朗 　　　　　軸　まだハーフあったボトルが消えている　　　　　隆之　　　　　　　　　　　　 ☆宿題　「ワイド」　　　　　　　　　島田　たかし　選 　　　　　人　乗り鉄の気分味わい展望車　　　　　　　　　　隆之 　　　　　地　星空を太平洋でぼく独り　　　　　　　　　　　晃朗 　　　　　天　病む世界ワイドな視野が失われ　　　　　　　　くにお　 　　　　　軸　どの局も代り映えせぬワイドショー　　　　　　たかし 　　　　「椅子」　　　　　　　　　　　江口　節信　選 　　　　　人　防衛相たたかれ椅子は傷だらけ　　　　　　　　臥龍 　　　　　地　天下る度に椅子まで狭くなる　　　　　　　　　くにお　　　 　　　　　天　譲られた椅子に感謝の齢を知る　　　　　　　　小石 　　　　　軸　椅子に乗り背伸びして観る遠花火　　　　　　　節信　 　　　　　「もう一度」　　　　　　　　　楠本　晃朗　選 　　　　　人　別れます届けに印をもう一度　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　地　もう一度使ってみたい交際費　　　　　　　　　たかし 　　　　　天　巻き戻し出来りゃ人生もう一度　　　　　　　　隆之 　　　　　軸　もう二度とせぬと麻薬をもう一度　　　　　　　晃朗 　　　　　「近詠」　自選句 各自一句　　　　　　　　　　 　　　　　　　復興へ六年タンポポすら生えぬ　　　　　　　　白卓坊　 　　　　　　　餓死もなく飼料米という平和　　　　　　　　　小石　 　　　　　　　杉花粉だけはどんどん増えている　　　　　　　くにお 　　　　　　　ＥＵのユーロ危うしリスク増え　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　健康に自信なくして老いを知り　　　　　　　　俊夫 　　　　　　　ＯＢ会みんな笑顔で和やかに　　　　　　　　　たかし　 　　　　　　　混浴の露天風呂です猿とです　　　　　　　　　晃朗　　　　　　　 　　　　　　　楷書の字しか書けぬ妻傘寿　　　　　　　　　　悦司 　　　　　　　卒寿にして仕事が出来た妻の世話　　　　　　　臥龍 　　　　　　　花見宴曽孫も横にかしこまり　　　　　　　　　節信 　　　　　　　英米が世界の今に石投げる　　　　　　　　　　隆之 　　　　すまんなの笑みに勘定払わされ　　　　　　　　健吾 　　　　　　　　　　　　　 六、次回予定 　　　　日　時　　平成二十九年五月一日（月）十三時三十分から 　　　　会　場　　昌和不動産ビル　七階　東友会クラブ室 　　　　句題と選者 　　　　　　　席　題　　　　　　　　　　楠本　晃朗 　　　　　　　「 どっしり 」　　　　　　森　ヤス坊 　　　　　　　「 掬う 」　　　　　　　　比村　隆之 　　　　　 　「 心理 」　　 　　　 　　島田　たかし　 　　　　　　　　　　( 宿題については、各二句準備してください。) 　　　　　　 近　詠　　　　　　　　　 自選句　記名一句 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上