第２２９回　東柳会句会　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　第二百二十九回　東柳会　記録から 　一、日　時　　平成三十年六月四日（月）十三時三十分―十五時三十分 　二、会　場　　伊丹　東友会クラブ室 　三、出席者　　江口、楠本、島田、中植、濱﨑、比村、前田、森、山内 　四、投句者　　坂下、佐山、高橋、多和 　五、作　品 ?席題　「押される」　　　　　　　　　中植　悦司　選　 　　　　　人　並んでた列はみ出して最後尾　　　　　　　　 隆之 　　　　　地　支持層に押されトランプ口すべる　　　　　 晃朗 　　　　　天　押され気味九回裏に逆転す　　　　　　　　　　たかし 　　　　　軸　ＣＭに押され土俵を割るテレビ　　　　　　 　 悦司 ☆宿題 「怒る」或いは「光る」　　　　濱崎　俊夫　選 　　　　　人　ＮＨＫチャンネル変えればコマーシャル　　　　龍雄　　　　　　　　　　　　　 　　　　　地　怒鳴られてベソかく曾孫抱き寄せる　　　　　　節信 　　　　　天　けしかけて知らん顔とは情けなや　　　　　　　ヤス坊 　　　　　軸　外に目を内の問題永すぎる　　　　　　　　　　俊夫 　 「カビ」　　　　　　　　　　　比村　隆之　選 　　　　　人　酒醤油自慢したがる蔵の黴　　　　　　　　　　くにお 　　　　　地　カビ生えた政権変えぬ有権者　　　　　　　　　悦司 　　　　　天　かびならばすぐに一億出来るのに　　　　　　　晃朗 　　　　　軸　カビてきた思考回路が詰まり出す　　　　　　　隆之 　　　　「素足」　　　　　　　　　　　島田　孝司　選 　　　　　人　何となく色気感じる足湯かな　　　　　　　　　龍雄 　　　　　地　アスファルト素足の散歩犬に靴　　　　　　　　悦司 　　　　　天　せせらぎに素足浸してとる疲れ　　　　　　　　隆之 　　　　　軸　外湯巡り素足に下駄の音軽く　　　　　　　　　たかし 　　　　「近詠」　自選句 各自一句　　　　　　　　　　 　　　　　　　言いかけて止める卒寿のおめでとう　　　　　　龍雄 　　　　　　　日本外交トランプ頼り瀬戸際へ　　　　　　　　小石 　　　　　　　ＡＩスピーカー要領のよい返事する　　　　　　くにお 　　　　　　　祝う日に老母は決まってうどん踏む　　　　　　白卓坊 　　　　　　　大谷が百年ぶりの二刀流　　　　　　　　　　　洋一 　　　　　　　大学の品格落とす首脳陣　　　　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　高速道里山削り鹿は街　　　　　　　　　　　　たかし 　　　　　　　ののしり合い裏へ廻れば手を握る　　　　　　　隆之 　　　　　　　とまり木で腰掛思案八十路坂　　　　　　　　　悦司 　　　　　　　老身のこの変化とは先ず本屋　　　　　　　　　ヒロ 　　　　衣更え年毎渋く数が減り　　　　　　　　　　　俊夫 　　　　客引きに釣られ身ぐるみ剥がされる　　　　　　節信 　　　　京見物外国人について行く　　　　　　　　　　晃朗 六、次回予定 　　　　日　時　　平成三十年七月二日（月）十三時三十分から 　　　　会　場　　伊丹　東友会クラブ室 　　　　句題と選者 　　　　　　席　題　　　　　　　　　　　　島田　孝司 　　　　　　　「眼鏡」　　　　　　　　　　森　 康 　　　　　　　「煙突」　　　　　　　 　 楠本　晃朗 　　　　　 「ドア」　　 　　 　　 比村　隆之 　　　　　　　　　　( 宿題については、各二句準備してください。) 　　　　　　 近　詠　　　　　自選句　記名一句　　　　　以上