第２５０回　東柳会句会　　　　

第二百五十回　東柳会 記録から 　一、日　時　　令和二年十月五日（月）十三時三十分から十四時三十分 　二、場　所　　東友会クラブ室 　三、出席者 　楠本、中植、濱﨑、比村、前田、森、山内 　　　投句者　　江口、櫻田、佐山、島田、高橋、多和 　四、 作　品 　　　☆投句会員からの句題と選句 ( 二題 ) 　　　　　　「藪医者」　　　　　　　　　　櫻田　郁夫　選　 　　　　　人　気が合ってヤブと知りつつ通う医者　　　　　　たかし　 　　　　　地　藪医者に任せた俺が悪かった　　　　　　　　　節信 　　　　　天　藪に未だ竹の子で居る研修医　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　軸　救急車藪を構わず担ぎ込む　　　　　　　　　　へんちき 　　　　　　　 　　　　　　　「音」　　　　　　　　　　　高橋　卓一郎　選 　　　　　人　耐え難きを耐えあの玉音にひれ伏して　　　　　小石 　　　　　地　社内ゴシップ音速並みで知れ渡る　　　　　　　へんちき 　　　　　天　音もなく古い常識崩れゆく　　　　　　　　　　たかし 　　　　　軸　原爆式典平和の音を遠く聞く　　　　　　　　　白卓坊 　　　☆宿題 「調子」　　　　　　　　　　　濱﨑　俊夫　選 　　　　　人　おだてられ調子に乗って損をする　　　　　　　ヤス坊 　　　　　地　調子よい返事はするが千三つ　　　　　　　　　くにお 　　　　　天　歩調が合わぬ連れ合い八十路坂　　　　　　　　悦司 　　　　　軸　外出の自粛で馴れぬお手伝い　　　　　　　　　俊夫 　 　　　　　「焦る」　　　　　　　　　　　楠本　晃朗　選 　 　　　　　人　自販機の下に逃げ込む五百円　　　　　　　　　へんちき 　 　　　　　地　欲の皮焦って二兎を追い転び　　　　　　　　　小石　 　　　　　天　孫が出てのんきに話す電話口　　　　　　　　　くにお 　　　　　軸　改札で切符としてるかくれんぼ　　　　　　　　晃朗 　　　　　「近詠」　　　　　　自選句 各自一句　　　　　　　　　　 　　　　　　　右左違えて年の所為にする　　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　　　給付金サギ集団が狙ってる　　　　　　　　　　くにお 　　　　　　　ＧＯＴＯに命を懸ける日本丸　　　　　　　　　小石 　　　　　　　インフルは人を選ばずトランプも　　　　　　　洋一 　　　　　　　もったいない肥満は昭和の合言葉　　　　　　　ヒロ 　　　　　　　子を殺す獣に劣る親がおる　　　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　お恵みの十万円が飛んで行く　　　　　　　　　へんちき 　　　　　　　ムダ減らし実現頼む都構想　　　　　　　　　　たかし 　　　　　　　コロナ禍にわたし無縁と人群れる　　　　　　　隆之 　　　　　　　核ボタンにぎるトランプ怖くなり　　　　　　　悦司 　　　　　　　隣家とは仲良く出来ぬ溝がある　　　　　　　　晃朗 　　　　　　　大相撲気合入らぬ広々感　　　　　　　　　　　俊夫 　　　　　　　目覚めたら新しい朝ほら其処に　　　　　　　　節信 　　五、次回予定 　　　　　　　 　　　　日　時　　令和二年十一月二日（月）十三時三十分から 　　　　会　場　　伊丹　東友会クラブ室 　　　　　　 　　　　　句題と選者 　　　　　 　　　　　　　 「損」　　　　　　　 　　　　 島田　孝司 　　　　　　　 「お願い」　　　　　　　　　　 森　　康 　　　　　 　　「育つ」　　　　　　　　　　 　濱﨑　俊夫　 「鼻」　　　　　　　　　　　　 中植　悦司 　　　　　　 　近　詠　　　　　　 自選句　記名一句 　　　　　 ☆投句提出について　( 句箋と投句一覧の添付をお願いします 。) 　　　　　句会出席会員　欠席の場合　一週間前までに、中植さんまで。 　　　　　投句会員　　　　　　　　　三日前までに、比村まで。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上