第２５２回　東柳会句会　　　　

第二百五十二回　東柳会 記録 　一、日　時　　令和二年十二月七日（月） 　二、郵便句会　コロナ禍により東友会クラブ室でなく郵便で選句依頼 　三、出席者　 楠本、中植、濱﨑、比村、前田、森、山内 　　　投句者　　江口、坂下、櫻田、佐山、島田、高橋、多和 　四、作　品 　　　　　☆宿題 　　　　　　「針」　　　　　　　　　　　　比村　隆之　選 　　　　　人　汚染水処分方針揺れに揺れ　　　　　　　　　　小石 　　　　　地　定まらぬ老いた婦長の針の位置　　　　　　　　白卓坊 　　　　　天　海底に釣り針残し去る坊主　　　　　　　　　　晃朗 　　　　　軸　点滴の針血管が逃げ回り　　　　　　　　　　　隆之 　　　　　　　「ノート」　　　　　　　　　　濱﨑　俊夫　選 　　　　　人　かな釘で書いたノートに魅せられる　　　　　　隆之 　　　　　地　三行で今日の一日書く日記　　　　　　　　　　たかし 　　　　　天　いじめられっ子ノートに切ない書き残し　　　　くにお 　　　　　軸　句作りの駄作の山はマイ遺産　　　　　　　　　俊夫 　　　　　「都合」　　　　　　　　　　　中植　悦司　選 　　　　　人　君の都合聞かれて先約丁寧に　　　　　　　　　ヒロ 　　　　　地　同窓会身体に都合聞いてから　　　　　　　　　たかし 　　　　　天　長電話着信入りやっと切る　　　　　　　　　　隆之 　　　　　軸　老妻は自分の都合譲らない　　　　　　　　　　悦司 　　　　　　　「ショック」　　　　　　　　　　森　　康　選 　　　　　人　逃れ得ぬ妻との死別大ショック　　　　　　　　俊夫 　　　　　地　働いて貯めた蜂蜜ヒトが盗る　　　　　　　　　晃朗　 　　　　　天　ペニシリン試薬だけでもショック受け　　　　　くにお 　　　　　軸　学生の就職予測大変わり　　　　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　「近詠」　　　　　　自選句 各自一句　　　　　　　　　　 　　　　　　　マスク顔喜怒哀楽が見え隠れ　　　　　　　　　ヒロ 　　　　　　　三密を避けて師走に初詣　　　　　　　　　　　洋一 　　　　　　　倍にして還る気で往くおけら道　　　　　　　　へんちき 　　　　　　　早来いとコロナさんから呼ばれてる　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　広告の隙間少ない記事を読む　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　　　木枯らしと共にコロナの不安増す　　　　　　　くにお 　　　　　　　何はともあれ健康長寿心がけ　　　　　　　　　小石 　　　　　　　歩数計今日も元気に枯れ葉踏む　　　　　　　　たかし 　　　　　　　店仕舞い噂が走る年の暮れ　　　　　　　　　　隆之 　　　　　　　頑固者ワシではないぞ妻である　　　　　　　　悦司 　　　　　　　僕の資産悪友のほか何もない　　　　　　　　　晃朗 　　　　　　　バス来たがマスクに気付いて次のバス　　　　　俊夫 　　　　　　　今日もまた空を眺めて思案する　　　　　　　　節信 　五、次回予定 　　　　　　　 　　　　日　時　　令和三年二月一日（月）十三時三十分 　　　　 　　　　会　場　　伊丹　東友会クラブ室 　　　　　　 　　　　　句題と選者 　　　　　 　　　　　　　 「握る」　　　　　　　 　　楠本　晃朗 　　　　　　　 「笑顔」　　　　　　　　　　島田　孝司 　　　　　 　　「世界」　　　　　　　　　　比村　隆之　 「景色」　　　　　　　　　 濱﨑　俊夫　 　　　　　　 　近　詠　　　　　　 自選句　記名一句 　　　　　 ☆投句提出について　( 句箋と投句一覧の添付をお願いします 。) 　　　　　句会出席会員　欠席の場合　一週間前までに、中植さんまで。 　　　　　投句会員　　　　　　　　　三日前までに、比村まで。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上