第２４７回　東柳会句会　　　　

第二百四十七回　東柳会 (コロナ禍により、六月・七月併せて実施 ) 記録 　一、日　時　　令和二年七月六日（月）十三時三十分―十五時 　二、会　場　　伊丹東友会クラブ 　三、出席者　　楠本、中植、濱﨑、前田、森、山内 　四、投句者　　江口、坂下、櫻田、佐山、島田、高橋、多和、比村 　五、作　品 ☆ 六月 宿題「希望」　　　　　　　　　濱崎　俊夫　選 　　　　　人　親馬鹿の見果てぬ夢で子が難儀　　　　　　　へんちき 　　　　　地　希望の星出番なかった甲子園　　　　　　　　　たかし 　　　　　天　希望した検査もされず逝く無念　　　　　　　　晃朗 　　　　　軸　旅立ちに燃えた希望が頭垂れ　　　　　　　　　俊夫 　「踊る」　　　　　　　　　　　　　　　　楠本　晃朗　選 　　　　　人　今どきは踊り付きです歌謡曲　　　　　　　　　隆之 　　　　　地　ポスト安倍踊り始めた永田町　　　　　　　　　たかし 　　　　　天　牛肉が踊るすき焼き鍋の中　　　　　　　　　　たつお 　　　　　軸　踊る字で達者を知らす年賀状　　　　　　　　　晃朗 　「話」　　　　　　　　　　　　　　　　　　中植　悦司　選 　　　　　人　落ちもなくいつまで続く長電話　　　　　　　 たかし 　　　　　地　話し声家庭の判る円満度　　　　　　　　　　　俊夫 　　　　　天　遅れて来た部長が話つぶしよる　　　　　　　　晃朗 　　　　　軸　話し合い出来ずトランプ馬耳東風　　　　　　悦司 　　　　 ☆ 七月 宿題　　　　　　　　　　　　　　　森　ヤス坊　選 　　　　　　　　「残る」 　　　　　人　お願いの毎年変わる残り福　　　　　　　　　　俊夫 　　　　　地　青春の残る未練に悔いはなし　　　　　　　　　ヒロ 　　　　　天　勝ち名乗り体を残した徳俵　　　　　　　　　　白卓坊　 　　　　　軸　良い物を沢山作り後世に　　　　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　　「器用」　　　　　　　　　　　前田　ヒロ　選 　　　　　人　　不器用で手術は口でする名医　　　　　　　　晃朗 　　　　　地　　器用な手シニアライフも充実す　　　　　　　たかし 　　　　　天　　損ばかり生まれついての不器用さ　　　　　　たつお 　　　　　軸　　技みがき器用びんぼうならないぞ　　　　　　ヒロ 　　　　　　　　「普通」　　　　　　　　　　　山内　洋一　選 　　　　　人　　普段着は捨ててよそゆきだけ残り　　　　　　たつお 　　　　　地　　戦時中夜行列車の普通乗り　　　　　　　　　たつお 　　　　　天　　全財産普通預金でよく眠る　　　　　　　　　晃朗 　　　　　軸　　コロナ禍で普通の暮らしいつ来るか　　　　　洋一 　　　　　　　　「近詠」　　　　　　　　　　　自　選　句 　　　　　　　休園の孫の相手に疲れ果て　　　　　　　　　　節信 　　　　　　　暑い夏マスク装着思い遣る　　　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　八割減売上高も追従す　　　　　　　　　　　　たかし 　　　　　　　釣る時は大食べる時は小がよい　　　　　　　　たつお 　　　　　　　自販機は釣銭先に品は後　　　　　　　　　　　悦司 　　　　　　　見納めの日食曇りああ無念　　　　　　　　　　俊夫 　　　　　　　ステイホームつまらぬテレビ見ずに聞く　　　　晃朗 　　　　　　　引退をしててよかったテレワーク　　　　　　　隆之 　　　　　　　シュプレヒコール聞こえぬ五月往く　　　　　　へんちき 　　　　　　　スパコンで見せた富岳の大和魂　　　　　　　　小石 　　　　　　　蛍灯に声上げて見る里の児ら　　　　　　　　　くにお 　　　　　　　十万円マスク二枚のお詫びかな　　　　　　　　白卓坊 　　　　　　　朝刊の川柳欄に励まされ　　　　　　　　　　　ヒロ 　　　　　　　藤井七段初タイトルが目前に　　　　　　　　　洋一 六、次回予定 　　　残念ながら、振替えて実施予定の八月句会、コロナ禍により、東友会クラ　　　ブ室での実施に代えて、郵便句会と致します。 　　　　日　時　　令和二年八月三日（月）