二百五十六回　東柳会 記録 　一、日　時　　令和三年五月十日（月） 　二、郵便句会　コロナ禍により東友会クラブ室から郵便句会に切り替え実施 　三、投句者 　江口、楠本、櫻田、佐山、島田、高橋、多和、中植　長谷、 　　　　　　　　濱﨑、比村、前田、森、山内、渡邊 　四、作　品 　　　　　☆宿題 　　　　　　　「万歳」　　　　　　　　　　　島田　孝司　選 　　　　　人　バンバンザイ妻がごめんと言いよった　　　　　晃朗 　　　　　地　声出すなまるでホールドアップです　　　　　　隆之 　　　　　天　万歳と叫んで行きたい極楽に　　　　　　　　　ヒロ 　　　　　軸　コロナ禍の選挙万歳声ひそめ　　　　　　　　　たかし 　　　　　　　 　　　　　　　「本心」　　　　　　　　　　　比村　隆之　選 　　　　　人　蓮の花のホンネは深い泥の中　　　　　　　　　晃朗 　　　　　地　本心を読んでと描いたピカソの絵　　　　　　　くにお 　　　　　天　本心の迷いふらつく生返事　　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　軸　本心を語りし友も空の星　　　　　　　　　　　隆之 　　　　　　　「流れる」　　　　　　　　　　楠本　晃朗　選 　　　　　人　葬場の静かな曲に骨拾う　　　　　　　　　　　白卓坊 　　　　　地　我は雲西も東も風しだい　　　　　　　　　　　政志 　 　　　　　天　願いごと思案のうちに星流れ　　　　　　　　　隆之 　　　　　軸　ＢＧＭのテンポを上げるコンベアー　　　　　　晃朗 　　　　　　　「鍵」　　　　　　　　　　　　　前田　宏　選 　 　　　　　人　女房の機嫌よくする鍵持たず　　　　　　　　　悦司 　　　　　地　煩悩に鍵かけ生きるなぞ至難　　　　　　　　　くにお　 　　　　　天　あの世まで明かさぬ口に鍵をかけ　　　　　　　源造 　 　　　　　軸　乗る前に鍵を閉めたか妻がまた　　　　　　　　ヒロ 　　　　　　　「近詠」　　　　　　自選句 各自一句　　　　　　　　　　 　　　　　　　バッケ味噌手作り運ぶ新幹線　　　　　　　　　政志 　　　　　　　跡継ぎが無くてむち打つ老いの春　　　　　　　源造 　　　　　　　国力の違いワクチン沙汰に知る　　　　　　　　白卓坊 　　　　　　　コロナ禍に右往左往は寂し過ぎ　　　　　　　　くにお 　　　　　　　軽トラで田舎暮らしを泳ぐ幸　　　　　　　　　小石 　　　　　　　孫に会えず寂しさつのり玩具見る　　　　　　　洋一 　　　　　　　頑張るぞ心決めたが体まだ　　　　　　　　　　ヒロ　 　　　　　　　最近は外に出るのが面倒に　　　　　　　　　　ヤス坊 　　　　　　　五月祭デモ行進も旗も消え　　　　　　　　　　へんちき 　　　　　　　原発が息吹き返す脱炭素　　　　　　　　　　　たかし 　　　　　　　緊急事態狼よりも出過ぎです　　　　　　　　　隆之 　　　　　　　外出不可芸人テレビでハネている 　　　　　 悦司 　　　　　　　肝胆を照らした友が居てる幸 　　　　　　　 晃朗 　　　　　　　髭剃りがマスクの御陰でごまかせる　　　　　　俊夫 　　　　　　　年寄りの茶飲み話に花が咲く　　　　　　　　　節信 　五、次回予定 　　　　　　　 　　　　日　時　　令和三年六月七日（月）十三時三十分から 　　　　場　所　　東友会クラブ室 　　　　　　　　　　　　　　　　 句題と選者 　　　　　 　　　　　　　 「近い」　　　二句　　　　　 前田　宏 　　　　　　　 「暇」　　　　二句　　　　　 楠本　晃朗　 　 　　　　　 　　「きっと」　　二句　　　　　 比村　隆之　　 　　　　　　 　「カメラ」　　二句　　　　 　中植　悦司　　　 　　　　　　 　近　詠　　　 自選句　記名一句 　　 ☆投句提出について　( 句箋と投句一覧の添付をお願いします 。) 　　　　　句会出席会員　欠席の場合　一週間前までに、中植さんまで。 　　　　　投句会員　　　　　　　　　三日前までに、比村まで。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上