（奥田 孝史 さんからのリレー）　　　　　

　　　　　　　　　　　　近況報告　

　　　　　　　　 　上阪　秀康

第一の人生に区切りをつけたいとの思いで退職後即、駐在経験のあった中国の広東外語外貿大学に一年半の語学留学をしました。（写真―左）
　言葉、文化の違いによりコミュニケーションの取り方での苦労はありましたが、海外の色んな国の若い人たちとの学園生活は貴重な体験で大変印象深いものとなりました。外からでなければ見えない日本のこと（日本のポジション、日本人、日本語）を再認識できたのも私にとっては良い気づきの体験となり、良い第二の人生の出発点になったと思いますし、帰国後日本語学習を改めてやりたいと思ったきっかけともなったように思います。
　あれやこれの縁もあってその後教育委員会等での仕事を約二年間やりました。現在はほぼフリーの身で野良仕事、高齢者大学での水墨画の手習い、定期的にある中国語検定試験監督官の仕事、それに日本在住の外国人への日本語指導のボランテア活動等をやっています。（写真−右）　　
　日本語指導は週一回、中国人、ベトナム人、カンボジア人など地域の企業の研修生、外国人在住者が対象ですが、彼らの学習に対する熱心さ、目の輝きを見ると四、五十年前の活気に溢れた日本が思い浮かびます。
　また40歳より始めたランニングは今も欠かさず続けていますが精神面、肉体面での貴重な財産になっているように感じています。
　これからの十年も現在のライフスタイルが維持出来ていればいいのにと秘かに願っている今日今頃です。

 次は堺工場、ティー・ジー・ケー（株）で大変お世話になった長谷川　進様にお願いします。

　　　　　　
　　　　　　　（中国留学終了式典の一コマ）
　　　　　　　2010年6月　筆者は前列左端


　　　　　　
　　　　　　　　（日本語教室の一コマ）
　　　　　　　　2015年6月