紅葉の十和田・八幡平 巡ってきました

　　　　　大阪工場事務課OB　比村　隆之

 東洋ゴムでの私の振り出しは、大阪工場、新卒者と共に寮で生活しました。確か第2室戸台風の時は、工場設備も一部浸水、膝近くまで、水につかった白鳥の社宅へリヤカーで、炊き出しのおにぎりを運んだこともありました。今は甲子園へ年1回、巨人戦に出かける時、阪神電車から、ああ、あの辺りと伝法の地を眺めています。　
　早いもので、もう、傘寿の坂を越えました。埼玉西武トーヨーゴムの入間、トーヨーソフランの厚木、大阪本社など、多くの方にお世話になり、いい想い出が一杯あります。中でも、昭和39年の創業当初から、昭和53年宮城県沖地震で、揺り出される ? まで、勤めた仙台工場時代が懐かしく思い出されます。採用でもよく歩きました。裏磐梯、蔵王など、スケールの大きな東北の紅葉、中でも十和田・八幡平は、今一度行って見たいと願っていました。昨秋、金婚を記念に、大感動 紅葉の十和田・八幡平と言うツアーを見つけて、2泊3日、歳に似合わぬ駆け足ツアーに出かけて来ました。樹々の命を燃え尽くそうとしているかのような素晴らしい紅葉、心に焼き付けてきました。また、最近見直されている縄文時代1500年間も続いた三内丸山遺跡、中尊寺、そして、立派に建て直されていましが、新入社訓練で、格子の破れから、雪が舞い込んできた瑞巌寺の僧堂、大震災の大津波も何とか受け止めた松島も巡り、永年の念願のひとつを果たすことが出来ました。
　お陰様で、東柳会や地域の川柳、5年前からの詩吟、学生時代の仲間とのお寺巡り、コナミのジムでの年寄り向けプログラムなど、いい歳月を送らせていただいていることに感謝しています。

　次は長栄　義治さんにお願いします。