故郷出雲に50数年ぶりに帰りました。終の棲家は故郷でとの思いを妻の納得を機にやっと果たすことが出来たのです。付き合いのウルサイ村落よりも、街中のマンション5階に居を定めました。
　周囲に高い建物がなく、東は形の良い仏経山南は累々と連なる中国山脈と三瓶山、北には出雲の大社(オオヤシロ)の後ろに控える弥山(ミセン)さんと北山山脈、西は外廊下から国引きの神様の長浜神社のある妙見山と眺望の良いのが自慢です。東窓からは朝日が燦々と当り、引越しの当初は日の出を何度も拝みました。
　日常生活は案外利便性が良く、市役所、ＪＲ出雲市駅、スーパー、外食店等のお店、医療関係など徒歩10数分なのですが、ご多分にもれず車が必需品で、チョットの用事近場でも利用するのでメタボの要因になる心配があります。
　老人会には即入会しましたが、人情味も暖かく、出雲弁の会話を聞くとホッとしますが喋れません。意外にも音楽など文化活動レベルも高いようで、時々会場にも行きます。神話の国出雲ですが地理、地誌など知らない事が多いので機会があれば参加する様にしています。また囲碁、コーラス、少しのボランティアをしていますが、本当の意味での「ふるさと」に出来る様に、残り少ない人生を楽しんで充実していきたいと思っているところです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

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